HOME >>> 警鐘事例 >>> 事例No.101 薬液誤投与  
     
 
  東京都医療安全管理体制支援事業

この事業について 東京都医療安全管理体制支援事業 医療安全のリーダーを育成します
事業参加のご案内
 
緊急事例報告 最新のお知らせ 取組例のご紹介 事業参加者専用掲示板 モバイル版
警鐘事例 事例分析手法
 

  警鐘事例  
 
  事例
 No.101
.
 薬液誤投与
 
 
病院から報告された事故の概要
 

処置板に『右背部IVHルート留置中』と記載しており、毎日挿入部を確認することになっていた。
胸腔内に留置していると思わず、IVHルートということで誤ってヘパリンNa薬液を約2〜3ml注入してしまう。その直後間違いに気づく。呼吸状態、バイタルサインに異常なし。当直医師へ報告。呼吸状態の経過観察をするよう指示うける。

 
     
要因
 

IVHルートは中心静脈に入っているものと思い込んでしまった。なぜこのルートが背部から挿入されているのかと疑問に思った時点で、カルテの確認をするべきであった。

 
     
病院で実施した改善策
 

1. 全身を観察し、どの部分に何が留置されているのかをきちんと確認する。
2. カルテや看護記録を確認する。
3. 医師と話し合い、IVHルートを使用しない方法を考える。危険予知についてチームで話し合う。(始めに使用する時点で点滴と間違える危険性を考えられるようにする)

 
     
評価委員会からのコメント
 

体内に留置されたドレーンの種類及び留置部位は、明確に把握し、看護記録に明記する必要があります。〔右背部IVHルート留置中〕という表記は理解しにくく間違いを生じやすいものです。正確な情報を職員が共有できるように、処置板には誰もがわかる表現で記載したほうがよいでしょう。また、薬剤を注入する際は、注入口だけではなく、ルートすべてを手でたどり触って確認する必要があります。

本来、血管内に留置する目的で使用されるIVHルートを、胸腔内に挿入するという目的外使用していたことに問題があると思います。この事例を踏まえて、目的外使用が重大な事故に繋がることを職員間で共通認識し、事故防止のための具体的な対策を検討することが必要です。
 
 
 

  前の事例 警鐘事例一覧へ 次の事例  


サイトポリシー個人情報保護方針リンク

Copyright(C)2006-2008.東京都医療安全管理体制支援事業
 
ページのトップへ